7月20日開催の決算組合会において令和4年度の決算及び事業報告、並びに決算監査報告、一部規約・規程の変更、データ分析サービスの採用、理事長専決により行った事項について提議が行われ、可決承認されました。
その他下記の項目についての報告がありました。 ① 選定議員の交代及び互選議員の改選について。
② 特定保健指導について。
③ マイナ保険証登録時の不適切な紐づけについての対応。 ④ 阪和興業(株)健康経営推進課健保とのコラボヘルスについての説明。
令和4年度決算(自令和4年4月1日 至令和5年3月31日)について
- 一般勘定の決算概要
令和4年度の経常収支は3億7371万円の黒字で、法定給付費と高齢者負担金の負担減により前年度に比較して経常収支差は112万円の改善となりました。
支払った保険給付費(=医療費)は8億8351万円(前年度8億1426万円)と6925万円の増加となり、また高齢者負担金が当年度に前年比6118万円の増額となりました。
今後高齢者が増加していきますので、高齢者負担金の増加傾向に変わりはありません。
法定給付費が増加となったのは新型コロナが落ち着き始め、通常モードにもどりつつあるものと見られます。
本年5月から2類相当感染症から5類相当に移行したこともあり、今後感染者が膨らめば保険給付費の増加も見込まれます。
また、高額な新薬利用の対象者が出れば、その件数が少なくてもすぐに財政運営が厳しい状態になる可能性が高いと考えられます。
- 介護勘定の決算概要
令和4年度の経常収支は、保険料率引上げ(16→18‰)を行い、1122万円の黒字となりました。従い、当年度繰越金は3021万円となりましたが、高齢者の増加による今後の介護納付金の増加状況から見て令和6年度には再度赤字転落となる可能性が高いと思われます。状況次第では再び料率変更を行う可能性もあります。
- 決算残金処分・財産保有状況
(一般勘定)
収入決算額 3,448,336,193円 支出決算額 1,907,017,870円 差引 1,541,318,323円
決算処分としては、繰越金 1,541,264,035円、財政調整事業繰越金 54,288円となりました。
(介護勘定)
収入決算額 245,505,797円 支出決算額 215,190,548円 差引 30,215,249円
決算処分としては、繰越金 30,215,249円となりました。
- 一部規約・規程の変更
① 規約変更:互選議員の選挙区の定員の変更を行いました。
② 組合会議員選挙執行規程の変更:互選議員の推薦人の人数を20名から10名に変更しました。
③ 文書保存規程並びにシステム等運用管理規程の変更:電子化文書に対応するよう変更しました。
- その他
➡ 国に義務付けられている第3期データヘルス計画策定(令和6年~11年)のため、データ分析を業者に依頼することを決定しました。
➡ 理事長専決にて行った当組合のHPのリニューアルの報告が行われました。